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医療コラム

2023.08.25

女性の陰部の痛みについて

こんにちは、さゆりクリニック藤谷👩‍⚕️です。本日は当院でよく来院していただく『女性の陰部の痛み』についてです☀️

 

陰部の痛みと言っても様々で、年齢が若い方で言うと膀胱炎になって排尿の痛みのことを言われている方もいれば、が出来ていて痛いと言われる方もいます。中には、バルトリン腺炎という分泌物が出るところに感染を起こす疾患や性器ヘルペス・クラミジア・淋菌などと言われる性感染症により痛みがあることもあります。

一方で、閉経前後の女性の方の陰部の痛みといえば、1番多いのがGSM症候群(閉経関連泌尿生殖器症候群)です。 なんだその病気は‼️‼️となりますが、言葉通り閉経に関連するため女性ホルモンのバランスが乱れて下腹部の不快感がでたり頻尿症状がでたり陰部に灼熱感、痛みがあったりする方がいらっしゃいます。この病気により陰部の外観に変化もあるのですが、わかりにくくこの疾患自体見つかったことが最近であるため、医師も知らないと『異常ないです。』と言われることがあります。ときに、痛み止めを処方され飲まれている方もいらっしゃいますが、残念ながらほとんど効かないと思います。

 当院ではそのような症状の患者様が多く来られますので、内科的疾患がないこと、泌尿器科の疾患がないことをしっかり確認して他の疾患を除外してから治療を開始致します。(経膣エコーは当院にはないのである程度の大きさの子宮筋腫などはわかりますが、詳しい婦人科疾患は調べられません。)

治療をすると何年も悩んできたのに、ほぼ症状を感じなくなったと大変喜んでいただく方もいらっしゃいますが、少なくとも多くの方は完全ではなくとも7-8割の症状は改善すると思います。

一部の方には、最近わかったことなのですが、女性にも陰部に男性ホルモンの受容体がありそれが減っている方もいらっしゃいますので、そのような方は男性ホルモンの治療をさせていただくと痛みが取れる方もいらっしゃいます。

このように、当院では多くの症状を診てきたのでその方にあった治療ができるかと思います。何ヶ月も、何年も『陰部の痛み』に悩んできて、『異常がない』と言われてきた方。是非とも当院までご来院下さいませ。その痛みは気のせいではなく、病気です。治療すれば今よりももっと快適な生活が送ることが出来ます!!

 

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